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料理や言い伝えなどを紹介します。
★料理
のっぺい汁 |
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名 称 |
ノッペイジル |
地 域 |
狩野地区コミュニティ |
のっぺい汁は祝い料理として永く伝承されています。西那須野狩野地区(旧村部)では、鶏肉、人参、ごぼう、里芋、こんにゃく等を乱切りにし、だし汁で煮込み、酒、砂糖、しょうゆで味付け、片栗粉でとろみ付けして仕上げます。具の使い方、味付けとろみの付け方は各家庭の好みで変わり、近年になって汁の具に生いか、焼き豆腐を使うようになり栄養豊富な鶏肉料理となりました。 |
芋串 |
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名 称 |
イモグシ |
地 域 |
狩野地区コミュニティ |
那須野が原は今では米どころですが、昔は、ほとんどが畑作地帯で陸稲(りくとう)・麦・稗(ひえ)などしか作れず、里芋は主食がわりになる大事な食糧でした。正月などは3が日芋串だけですごすという農家も数多く、芋串は味噌をつけ、竹串にさして囲炉裏(いろり)で時間をかけて焼き上げます。毎年4月15日前後に烏が森公園で行われる那須塩原市開こん記念祭で食べることができます。 |
★言い伝え
鶏鳥神社縁起 |
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名 称 |
ケイチョウジンジャエンギ |
地 域 |
狩野地区コミュニティ |
『いつの時代か知らないが、この辺も例外に漏(も)れず合戦の場となったそうな。敵味方に別れ陣を敷き、にらみ合ったまま、日が暮れたそうな。次の日、夜も白々と明ける頃、一番鶏が鬨(とき)を衝(つ)いたとき、この時を待っていたといわんばかりに敵方に攻め込まれてしまった。この辺の人は鶏が鬨を衝いたために攻め込まれたと勘違いし、飼っていた鶏を全部殺してしまい、その後誰言うこともなく鶏を飼うことを止めてしまったらしい。』その時殺した鶏の御霊を祭った社が鶏権現様だという説もあるが、ことの次第は定かではありません。 |
蛇尾川の水 |
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名 称 |
サビガワノミズ |
地 域 |
狩野地区コミュニティ |
『東那須野村笹沼のある家に一人の見苦しい僧が現れ、機織りをしていた婦人に水を乞うた。婦人は面倒に思い、水のないことを告げて仕事を続けた。僧はその虚言(きょげん)に憤り、清く流れていた蛇尾川の水を踏み止めてしまった。それ以来上下に水があって中に位置する東那須野村と狩野村の境の部分には水がなくなってしまった。』この時現れた僧は弘法大師であったと伝えられている。 |
権現山の大蛇 |
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名 称 |
ゴンゲンヤマノダイジャ |
地 域 |
狩野地区コミュニティ |
『その昔、槻沢(つきぬきざわ)にある権現山に樹齢数百年を経たであろう松の大木があった。この松の木は大きなうろ(木の真ん中が腐って空洞)になっていて、その中に大蛇が住んでいると言い伝えられていた。辺りの者はそれを信じ決して近づこうとはしなかった。ある年の夏、大夕立が来て目もくらむような稲妻とともに松の木に雷が落ちた。松の木はそのまま燃え上がり、七日間くすぶり続けた。火が消えた後村人がおそるおそる近づいてみると、燃え尽きた灰の中から巨大な蛇の骨が出てきた。骨は全部で釜ざる(20リットルくらい入る大ざる)ひとつ分もあったという。』 |
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