那須野巻狩まつり


1192年に鎌倉幕府を開いた源頼朝が、その翌年の4月2日から23日まで、自らの勢力を天下に知らしめるために広大な那須野ヶ原(那須塩原市)を中心に大規模な狩りを催しました。この狩りは「那須野巻狩」と呼ばれ、富士野巻狩に勝るとも劣らぬ規模であったと伝えられています。
 巻狩とは、たくさんの勢子(せこ)が、一斉に獲物を追い込み、武将たちが獲物を射るというスタイルの狩りをいいます。那須野巻狩では、10万人もの勢子が狩りに参加したといわれています。
 旧黒磯市は、平成6年に、源頼朝の那須野巻狩からちょうど800年であることをきっかけに、「くろいそ那須野巻狩800年祭」を開催しました。その後、この祭りは「那須野巻狩まつり」として受け継がれ、巻狩をモチーフにして毎年10月に開催されています。
<巻狩太鼓>

黒磯巻狩太鼓は、巻狩の風景を連想させる勇壮な太鼓で、平成2年に誕生しました。
 この太鼓の曲は、狩りに出陣する前の神への祈り、狩りでの勢子たちの喚声が山々にこだまする様子、狩りが最高潮に達していく様子、獲物を射止めた喜びなどを表現した6曲で構成されています。
 巻狩まつりでは、黒磯巻狩太鼓の演奏のほか、市内外の太鼓の団体との太鼓の響演を聴くことができます。
<巻狩鍋>

那須野巻狩に参加した鎌倉の武将や、大勢の勢子たちの食事はさぞかし大がかりで賑やかだったことと思われます。その日獲れた鹿や熊、猪などの肉がぐつぐつと大きな鍋に煮えたぎり、周囲にはいい匂いが漂い、一日中走り回った人々の食欲を誘ったことでしょう。
 こうした那須野巻狩の史実に基づき、当時の料理を想像しながら現代風にアレンジしたものが黒磯巻狩鍋です。
 巻狩鍋に使われる鍋は3種類あります。最も大きい鍋は大将鍋と呼び、直径が2.2メートルもあり、およそ2,500食分を調理することができます。他に武将鍋(直径1.8メートル)、勢子鍋(直径1.2メートル)があります。  巻狩まつりでは、10個の鍋を使い、およそ9,000食の巻狩鍋を振る舞います。(有料)
 <巻狩踊り>

那須野巻狩踊りは、平成6年の「くろいそ那須野巻狩800年祭」とともに誕生しました。
 巻狩の情景を想像して、出陣していく武将とそれを見送るお姫様、大勢の勢子と、追われるキツネや獣たち、それを見守る人々の姿を、笛や太鼓のお囃子に合わせ、踊りに表現しました。3種類の太鼓とチャッパ(鐘)、篠笛の軽快なリズムで、誰でも踊れる楽しい踊りです。踊りは2曲、それぞれ2種類あります。  巻狩まつりでは、巻狩踊り大会が行われます。巻狩をイメージして工夫を凝らした衣装を身につけた団体が踊りを競います。個人の部では、当日の飛び入り大歓迎ですので、ぜひ参加してみてください。
 このほか、巻狩まつりでは、巻狩の様子を再現した参加型の「巻狩ショー」、会場内にいる巻狩の動物たちを探し出す「巻狩ゲーム」(スタンプラリー)、市内の企業による物産フェア、姉妹都市のひたちなか市による海産物の展示即売、神輿の渡御、フリーマーケットなどたくさんのイベントが催されます。
 開催日時:平成23年10月22日(土)と23日(日)

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